薪火石窯パン工房　アウビングのブログ

アウビングの里山で１０年前から行っているシイタケ栽培ですが、今までシイタケ、ナメコ、クリタケ、ヒラタケなど植菌してきました。
（原木を山で伐り、その木にキノコの菌がついている菌駒を打った木のことをホダ木といいます）

しかし、サルに食べられるし、ホダ木を泥棒に持っていかれることもあったりして年々キノコ栽培を減らしてきました。

それにアウビングのパンを作るのに必要な薪を作るのが多くなり、ホダ木が作れなくなってきていたのです。　でもシイタケが多く採れる春にアウビングの店舗で採りたてのしいたけを並べると人気で、またシイタケのホダ木作りも必要になっていました。

昨年秋に、父の友人でもあり、私アウビングのオーナーが昔お世話になった会社の社長さんでもある方の山でホダ木にするコナラの木を父と社長さんで伐ってくれていたので、父と社長さん、私と弟の４人で原木を山から下ろす作業をしてきました。

初めて入る山ですが、たまには他の山に入るのも勉強になりいいものです。


５０年ほど前まで大木が多くあったそうですが、売却のために皆伐されたそうです。その後、松やコナラの混交林になって以前はマツタケがたくさん生えていたそうですが、今は杉の多い森になっています。
この山の奥の尾根あたりのコナラを伐って下ろしてきました。


日野川の源流域なので、小さい谷になって水が流れています。


その縁を通って原木を担いで運びますがかなりの重労働です。






それをトラックまで運びこんで積みます。ついでに薪に出来る木も持ち帰りました。


積んだ原木をアウビングの敷地まで運んで、翌日ドリルで穴を開け、シイタケとナメコの菌を植菌しました。




次回はこのホダ木をアウビングの里山にあるシイタケの小屋に運び込んで熟成させます。

しばらく作っていなかったホダ木でしたが、早ければ今年の秋、通常では来年にはこのホダ木からもシイタケやナメコが出てくるので、収穫したときはアウビングの店舗に並べますのでお楽しみに！