薪火石窯パン工房　アウビングのブログ

アウビングではオリジナルのパンを作って店頭に並べていますが、その中の一つ野菜を使ったパンのシリーズがあります。
アウビングの自家農園で無農薬栽培した野菜をパンやお菓子にしたものですが、今回はその中の一つ、ハートの形にしたピンクのパンをご紹介します。

ハートの形のパンは他でも作られていますが、アウビングのハートのパンの材料はかなりシンプルです。
ソフトなパンではありますが、小麦粉、ビーツ、有機パーム油、塩、粗糖、水、酵母だけでつくっています。このパンには 卵や牛乳などは使っていません。 自家農園で無農薬栽培したビーツを焼いて細かくしたものをパン生地に練りこむことにより、栄養価高いビーツの良さをそのままにしながらきれいなピンク色をパンにつけてくれます。



以前にはこの生地にチョコレートを入れたものも作っていましたが、ビーツの甘さを生かしたきれいなピンク色のパンとして出すためにシンプルなものにしています。




ビーツは日本では最近栄養価の高さなどに注目されて、知名度や利用も増えてきていますが、ヨーロッパでは古くから普通に使われる野菜の一つです。
アウビングのオーナーである私が、ドイツに留学していた時にドイツでビーツの料理を食べた経験から、日本でも作ってみたいと思い、畑での栽培もやりはじめたのが今から８年程前です。
毎年のように無農薬で栽培し、パンやお菓子に使ったり、ビーツを店頭で販売したりしてきました。





ビーツの色をいかしながら鉄分の豊富さや、自然な甘さをいかして、以前には「ママ心パン」として出していたこともあります。

その後は、アウビングの主力商品であるハード系パンとして、ビーツを入れたハードなパン生地に、チョコレートを入れた「ビーツとチョコレートのカンパーニュ」もたまに店頭に並ぶパンです。



ビーツにはちょっと独特の匂いがあり、苦手な方も多いですが、パンに入れて焼くと、匂いも大半が飛んでしまって食べやすくなります。
畑から収穫してきたビーツを切ってみると、真っ赤ですし、手も赤くなります。



スムージーなどにして飲むこともできます。


利用価値の高いビーツですが、なかなか良質なものが手に入らなかったり、どう料理や加工してよいか分からないと言われる方も多い野菜でもあります。 そんなビーツですが、栄養はかなり高いので、畑で生産するところから、パンに加工するまで一貫してやっているアウビングのピンクでハートのパンをぜひお試しください。