薪火石窯パン工房　アウビングのブログ

アウビングはパン屋ですが、パン屋を始める前から続けている畑での野菜の栽培も大事な事業のひとつです。
パン屋でこれだけ本格的に野菜の栽培をされているお店はほとんどなく、それを誇りにも思って大切にしています。

そんなアウビングの有機・無農薬野菜の栽培方法や農法などを学びたいという方も年々増えているのですが、パン作りをしながら定休日に畑での作業をしていることもあって、日を決めて教えさせてもらう機会を作ることも困難で、希望者の一部の方に畑をお貸しするのが精一杯でした。
しかし、一緒に作業をするなどして学ばず、初心者のまま我流で野菜作りをされることが多く、自然農法に近い無農薬・有機栽培や、獣害のある畑での野菜作りは挫折されるか上達しない例がほとんどでした。

アウビングの畑で栽培する野菜は、パンやピザに使うだけでなく、野菜としても求めてくださるお客様が年々増えていることもあって、希望者の方に教える機会を作る暇も無かったのですが、夏前からアウビングの農法を学びたいという方々と縁あって、その熱意に動かされ学びの機会を作ることを検討しました。

希望者の方々とお話しさせてもらい、真剣に考えておられる方にアウビングの夏期休暇を利用して、アウビングの畑で一緒に学ぶ機会を作らせていただきました。

一から学ぶために今回は、土は良質ですがあまり活用できておらず、雑草が増えてしまった畑を植えられる畑にする作業から行いました。




まずは雑草を刈り取るところから。　鎌の扱いには気をつけてもらいながら、道具を安全に使うことも話させてもらいました。
道具を大事に使いかつ他者に気を付けて扱うなど基本的なことも。







刈り取った草も敷き藁の代わりや、堆肥などとしても利用できるので運び出してためておきます。





草を刈り、運び出すと、堆肥を運び込んで撒いていきます。　有機物が少ない分、早く畑での栽培を行うためにも堆肥を施す土作りをしてもらいました。
その後、普段使うことが少ないのですが、基本の道具である鍬を使って耕すことの大変さを経験してもらいました。



まずはきれいになって達成感を得てもらい次の機会には野菜を植えてみたいなど楽しみにされていました。

今後この畑はもちろん、アウビングで使う野菜を栽培している畑でも作業を体験してもらうなどいろいろな機会を増やしアウビングでの野菜作りを学んでいただきます。
大変なこと、楽しいこと、夢のあることを共有しながらアウビング農園で成長してもらえるとうれしいです。